ジョン・レノンを信じるな 青盤

ジャイブ[ピュアフル文庫]

¥567

ジャイブ
あらすじ

1980年冬。ジョン・レノンが凶弾に倒れたその年の冬、僕は八年間付き合っていた恋人・玲を失った。世界がたちどころに色彩を失ってしまうような喪失感のなか、新しい恋に向かうものの、それはどこか誰かによって演じられたような現実感が欠落したものでしかなかった。そんなある日、僕はある出来事に遭遇する。22歳の恋と喪失、そしてその先にあるもの。

先生からのコメント

1997年、角川書店刊。小学館文庫、ジャイブ・ピュアフル文庫。 これはさらに体験的な要素が強い。それでジョン・レノンを登場させてフィクション化を図った。構想に無理があったのか、自分でも失敗作だと思っている。小学館文庫に収められたものは、角川版からは大幅に変えている。一方、ピュアフル文庫は角川版に準じている。どちらも到底、満足のいくものではない。ここでの失敗を反省して、『世界の中心~』では読みやすさを心がけた。