どこへ向かって死ぬか NHK出版[単行本] 「自由」といわれながらも、生きづらさを感じずにはいられない我々。「人間は根源的孤独を抱えながら、自己のたえざる絶望を経験する。そして精神的時間を生きることで、はじめて死へと出発でき...
静けさを残して鳥たちは 文藝春秋[単行本] 葉子の夫は失踪し七年、彼女の元に骨笛が届いた。 謎は謎を呼び寄せ、運命は絡み合う。 東京、福岡、四国、五島、ローマ、ヴェネツィア、パリを結ぶ愛と愛の不在の物語。...
遠ざかる家 小学館[単行本] 兄からの電話が、すべての始まりだった。「あのゼラニウムの絵は、どこへ行ってしまったのだろう」やがて、男は知ることになる。五歳の少女が、長い時間を堰きとめられて、ひっそりと生きつづけ...
宇宙を孕む風 光文社[単行本] 教員採用試験を目指しながら、従兄の学習塾を手伝う真梨子。直面する教育の荒廃と母を失った喪失感を抱え、理不尽な世間に苦しめられながらも、純粋で誠実に子供たちの手助けをする。...
壊れた光、雲の影 文藝春秋[単行本] 廃墟に魅せられたカメラマンは、不治の病を宣告され、撮影の旅に出る「壊れた光」。男は死を前にしてどんな光と影を見ようとするのか。「雲の影」の女が引きずり続けるの息子の死。そして、二つ...
船泊まりまで 小学館 [単行本] システムエンジニアの俊一とその妻冴子は、世間と一定の距離を保ちながら容易に和解しようとしない。しかし、それでも静かな生活を送っていた。俊一は、アパートの隣に住む女・冴子と関係を持ち...
もしも私が、そこにいるならば 小学館[単行本] 人生の一瞬のきらめきを描いた中編集。 自分の一生は、あの一週間のためにあったのかもしれない。そんな一生のような「一瞬のきらめき」を、切なく静かに書いた3つの愛の物語。 事故に遭...
空のレンズ 講談社[単行本] 現実とヴァーチャルの隙間を舞台にして描かれる愛と友情の物語。 インターネットで偶然知り合った個性豊かなハンドルネームを持つ少年少女たちは突然、現実の世界から不可思議な世界に迷い込...
世界の中心で、愛をさけぶ 小学館 [単行本] 電子書籍化済 物語は、地方都市に住む男子高校生の主人公、朔太郎の恋人、アキの死からはじまる。彼女の思い出を回想するように、ふたりの出会い、放課後のデート、ふたりだけの無人島への旅。そして彼女の発...
きみの知らないところで世界は動く 小学館[単行本] 電子書籍化済 ベストセラー「世界の中心で、愛をさけぶ」の片山恭一の原点となるデビュー作。 1970年代後半、高校生の 和哉、和哉の恋人・カヲル、そして和哉の親友ジーコ。不思議な絆で結ばれた3人...