もしも私が、そこにいるならば

小学館[単行本]

¥1365

小学館
あらすじ

人生の一瞬のきらめきを描いた中編集。 自分の一生は、あの一週間のためにあったのかもしれない。そんな一生のような「一瞬のきらめき」を、切なく静かに書いた3つの愛の物語。 事故に遭い、母は植物状態に陥った。余命いくばくもない彼女の病室にある日とつぜん、見知らぬ中年男性が現れるー

先生からのコメント

2003年、小学館刊。小学館文庫。 『世界の中心~』のヒットによって、書きためておいた作品を本にする状況がととのった。ここに収められた三つの中編は、すべて『世界の中心~』の前に書いていたもの。テーマとしては重なる部分も多い。ぼくとしては、もう少し大人を主人公とした作品を書きたかったのだ。単行本化にあたって、かなりブラッシュ・アップしている。当時は自信作だったが、いま読むとどうかなあ?